北九州に防犯カメラ設置 100台、襲撃事件対策
- 部署
- 営業部
- 氏名
- 大野俊典
北九州市で飲食店関係者が襲われる殺人未遂事件が相次いでいるのを受け、福岡県の小川洋知事は10日の定例記者会見で、暴力団の立ち入りを禁止する「標章」を掲げる飲食店が多く集まる小倉北区などに緊急対策として防犯カメラ30台を設置すると発表した。
運用開始は年明けの見込み。
北九州市の北橋健治市長も同日、市内に防犯カメラ70台を設置する方針を明らかにした。同市内には市の補助を受けた地元商店街が設置した防犯カメラ14台がすでに稼働。今回の増設でさらに犯罪の抑止を目指す。
県と市は場所を調整してカメラを設置。常時監視の担当者は置かないが、1週間連続の録画ができ、緊急の際に遠隔操作やモニター監視する。小川知事は「ここで(暴力団排除運動を)後退するわけにはいかない」と述べ、近く小平忠正国家公安委員長に暴力団対策の強化を要請することを明らかにした。
2012年10月16日